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◇高齢者の「足」に、車で同行 町内会活動目指す
高島市マキノ町の別荘地「グリーンレイク」の住民有志が、外出の足がなくなった高齢者を買い物に連れていくボランティアを始めた。堺惟二(よしじ)さん(73)が中心になって、「グリーンレイク・ライフサポートグループ」(愛称グリーンハート、会員20人)を立ち上げ、マイカーでショッピングセンターなどへ送迎する。堺さんは「将来、私たちが助けられる側になる。今、助ける側が仕組みを作らなければ」と自治会・町内会活動への発展を目指している。【塚原和俊】 マキノ町南部の国道161号大沼ランプ西側に広がる「グリーンレイク」は広さ約25・3ヘクタール。クヌギなどの樹林の中に別荘や一般住宅約350軒が建つ。自治会・町内会長も務めた堺さんによると、このうち常時居住は約100軒(200人弱)。最近は勤め人の若い世代も住むが、高齢化が進んでいるという。静かな環境が気に入って定年後に夫婦で移住した世帯が多いためだ。堺さんも8年前に京都府長岡京市から移り住んだ。 「夫が病気になったり、要介護になったりして車の運転役がいなくなっている。特にマイカーが使えなくなった一人暮らしの女性たちが気になる。湖西線近江中庄駅まで雪のない時期で徒歩15~20分。足のない人たちは食料品などの買い物に配達サービスを利用しているが、何とかしないといけない」。グリーンレイク地区の民生児童委員に就いた1年余り前、堺さんは準備を始めた。 「買い物難民(困難者)」という言葉が生まれている。主に都市部で、大型店の郊外出店のあおりを受けて身近な商店がシャッターを下ろし、車を運転できない高齢者が買い物に困るようになった社会現象だ。車が足として欠かせない別荘地にも同様の現象が兆し始めた。買い物以外でも、通院や役所への届けなど足が必要なことがある。堺さんは「ごみ出しや庭の草刈り、家の周りの除雪、部屋の電球交換など助けが必要なことがたくさんある」と話す。 「まず、できることから始めよう」と買い物同行に絞って具体策を検討した。しかし、思わぬハードルが。車同乗の対価を受け取ると法に触れるのだ。堺さんは買い物同行と地域通貨をセットにするアイデアも持っていたが、これも対価にあたると断念。市などとも相談して、助ける側も助けられる側も一緒に会員になる有志の個人参加ボランティアグループを組織した。助けられた人が少額の会費を納め、会の運営費に充てるという。 今年1月、グリーンレイク自治会館で「グリーンハート」の設立総会が開かれた。「グリーンレイク内に居住する全ての人々が互いに助け合える地域社会作りを目指す」と会則冒頭にうたった。全戸から希望を募り、助ける側10人(男性9、女性1)、助けられる側9人(男性2、女性7)の計19人でスタート。このほど「助けられる」女性1人が加わった。買い物同行サービスは毎週月、木の午前中とし、助けられる会員は前日夕方までに申し出て、助ける会員の都合を調整して作業手順書を作成する。 利用はまだ2回。堺さんは「助けられる側の人たちに遠慮の気持ちがありそうだ。知恵を出し合って軌道に乗せたい」と話す。26日に開かれた初の運営委員会では、買い物同行のほかに、要望のある通院同行についても話し合われた。 グループはさらに、私的なボランティアから自治会・町内会活動に組織化を進め、半ば公的な仕組みに発展させたいとの思いでいる。堺さんは「元気なうちに仕組みをしっかり作っておきたい」と、住民による共助・助け合いの輪の広がりを願っている。 2月28日朝刊 (この記事は滋賀(毎日新聞)から引用させて頂きました)
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