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立川でまた孤立死 95歳母と63歳娘か…安否照会に5日、市の対応遅く
CATEGORY : [未選択] 2012/03/09 15 : 58


 ■住民の相談生かせず



 東京都立川市羽衣(はごろも)町の都営アパートの一室で7日、95歳と63歳の母娘とみられる2人が死亡しているのが見つかった。警視庁は、認知症の症状があった母親を介護していた娘が何らかの原因で死亡し、連鎖的に母親も衰弱死した「孤立死」の可能性があるとみている。市内では先月中旬にも孤立死とみられる母子が見つかったばかり。にもかかわらず、市は安否照会を受けてから室内を確認するまでに5日間を要していた。



 ◆テレビはついたまま



 現場はJR立川駅から徒歩約10分の住宅街にある8階建てアパートの7階。認知症の症状があった母親の外出を防止するためか、玄関のドアノブは内側からひもで縛られ、テレビや台所の明かりはついたままだった。娘とみられる女性は居間のソファのわきでうつぶせに倒れ、母親とみられる女性は部屋奥の和室に敷かれた布団の横であおむけの状態で見つかった。



 立川署によると、司法解剖の結果、2人は死後約1カ月が経過。母親とみられる女性は低栄養状態で、胃の中は空だった。目立った外傷はなかった。



 ◆2人の情報把握せず



 今回、異変に気が付いたのは近所の住民。毎月の自治会費が支払われず、郵便物がたまっていたことを不審に思った住民が2月下旬、自治会長の男性を通じてアパートを管理する都住宅供給公社に相談。訪問した公社職員はこの世帯が2人暮らしだったことなどから、立ち入る状況ではないと判断したという。



 立川市は公社から今月2日に安否照会を受けたが、女性らは介護サービスを利用しておらず、市は2人を把握していなかった。



 市が動き出したのは5日後の7日。民生委員の女性(59)が、高齢者の相談窓口となっている地域包括支援センターを訪れ、「姿が見えない。何か情報が入っていないか」と尋ねたことがきっかけだった。



 ◆高齢世帯は二の次



 病気や障害がある家族を1人で支える2人暮らし家庭で、孤立死とみられるケースが相次いでいる。



 札幌市では1月、病死した姉(42)と、凍死した知的障害を持つ妹(40)が見つかった。釧路市のアパートでは認知症の夫(84)と妻(72)が死亡していた。



 さらに2月中旬には、今回のアパートそばのマンションで女性(45)と知的障害を持つ息子(4)が孤立死しているのが見つかったばかりだ。



 この問題を受け、立川市は対策を協議中だったが、母子家庭のケースなどに特化し、高齢世帯は「中長期的な課題」としていた。市高齢福祉課の土屋英真子(えまみ)課長は「情報提供を依頼してきた公社が安否確認を行うと思っていた」と話した。



 東京都都市整備局によると、26万戸に上る都営住宅で、誰にもみとられずに死亡するケースが自殺も含めて年間約400件に上る。



 今回の立川市の孤立死を行政側に連絡した民生委員の女性は「安否を気遣っても、自宅の中に入ることはできない。どうすればいいのか」と言葉を詰まらせた。



 ■「見守り活動に権限と手当を」



 「無縁社会の正体」などの著書があり孤立死問題に詳しい同志社大学の橘木(たちばなき)俊詔教授(経済学)の話「今回の問題は家族や地域の縁が希薄になったことに尽きる。地方のように多少の地縁が残っていれば、心配して訪問する住民もいて助かった可能性はある。高齢化社会に突入し、今後も同様のケースは後を絶たないだろう。ただ、防止策は難しい。郵便受けの新聞がたまるなどのシグナルがあったとしても、自らの生活に追われた地域住民に察知することを求めるのは合理的ではない。自治体がマニュアルを作成して示すなど、制度化していくことも考えられる。同時に、社会保障を充実させる必要がある。今は都会で民生委員のなり手が少なくなり、異変に気付いても踏み込む権限もない。見回りをしてくれる人に権限を与え、十分な手当を与えることも検討していく必要がある」





(この記事は社会(産経新聞)から引用させて頂きました)



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